「語りの技法」 Vol.1
青柳菜摘
孵化日記 タイワン
キュレーター 島貫泰介
青柳菜摘は、2011年以降「孵化日記」という“メタドキュメンタリー”を手がけてきた。ある蝶を探し求め、育てるためのリサーチから始まった同シリーズには、作家本人、その妹、沖縄旅行の記録映像などが登場する。生成と移行を想起させる「孵化」という言葉を伴い、浮かび上がるのは、記録とも物語とも異なるリアリティである。本展では、2015年11月にたった1日だけ公開された「孵化日記 タイワン」の展示プランを再検証し、新作インスタレーションとして提示する。
OPENING TALK:4月9日(土)17:30-18:30
山下 澄人(劇作家、作家)× 青柳 菜摘(アーティスト)
定員20名/要予約(TEL=03-6240-9807 info@kanzan-g.jp)
RECEPTION:18:30-20:00
青柳 菜摘
1990年東京生まれ。2016年、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。「だつお」名義でも活動。蝶の幼虫を通して、東京に住む自分と自然の距離を “記録” することを試みている。
「語りの技法」
2016年4月からスタートした展覧会シリーズ。全4回を
予定。文学や演劇に限らず古代からあらゆる芸術ジャンルに根付く「叙述」や「文法」を考える展覧会。
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