artPotluck exhibition vol.2

田中未知プレゼンツ

実際に起こらなかったことも、歴史のうちである。

「寺山修司 贋絵葉書展」

*文通違反… おもふひとにはおもはれず

 

企画:田中未知|主催:artPotluck project|協力:泉山るみこ、cozfish

 

2019年111[金-1225[水]

[火曜-土曜]12:00-19:30

[日曜]12:00-17:00

月曜定休/入場無料

 

GALLERY TALK11月2[土]16:00-17:30

「虚構の中の私は誰?」

田中未知(作曲家)× 祖父江慎(アートディレクター、ブックデザイナー)

 

EVENT11月16[土]16:00-17:00

寺山写真映像&ライブセッション「迷宮王国」

演奏:Matthee de Bruin

 

[概要]

昭和を代表する表現者・寺山修司による贋絵葉書展が、東京・馬喰町のKanzan Galleryで開催される。本展を企画したのは、長年にわたり寺山を公私ともに支えていた作曲家の田中未知。会場には、寺山が贋絵葉書に興味を持つきっかけとなった古い絵葉書や、制作の際のアイデアをまとめたメモなどの貴重な資料が集結。激動の昭和を駆け抜けた寺山の足跡をたどることができる。

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 劇団「天井桟敷」の主宰のほか、歌人、詩人、作家、演出家、映画監督など、無数の肩書きを持つ寺山修司(1935~83)。青森県弘前市で生まれた寺山は、県立青森高校在学中より俳句や詩に早熟の才能を発揮。早稲田大学教育学部に入学した54年には、50首詠「チエホフ祭」で短歌研究新人賞を受賞し、気鋭の歌人として注目を集めた。

 以後、放送劇や映画作品、評論、写真まで多岐にわたる表現活動を行った寺山だが、なかでも演劇への造詣は深く、67年には東由多加や横尾忠則らと劇団「天井棧敷」を設立。見世物小屋的要素で始まったアンダーグラウンドな活動も、劇場から市街へ、演劇の革命を遂行し、そのラジカルな問いかけはやがて国際的に多大な反響を呼ぶ。

 また寺山は、写真は「真を写す」のではなく「偽をつくる」という持論をもとに、自ら撮影した写真にシミや着色を施し、さらには詩文を書き込みながら、不出の贋絵葉書作りに没頭していた。怪奇とエロティシズムに彩られた作品は発表されるとともに国内外で話題となったが、今回そこからまた40余年眠りつづけた作品群が展覧会形式で蘇る。

>>『美術手帖(ウェブ)』2019年10月21日、美術出版社

 

 

[プロフィール]

田中未知/Michi Tanaka

1945年東京生まれ。作曲家。演劇実験室「天井桟敷」初期からのメンバーで制作・照明を担当。「時には母のない子のように」など、寺山修司とのコンビで多くのヒット曲を残すほか、東陽一監督作品『サード』『もう頬づえはつかない』、寺山修司監督『迷宮譚』『ローラ』などの映画音楽も手がける。「幻想楽器展」「言語楽器展」など実験的音楽の試みを続けるかたわら、寺山が亡くなるまでの16年間、秘書としてその仕事を支え続けた。

寺山没後、オランダに移住。日本と往復しながら「テラヤマワールド」「寺山修司を歌う・読む・語る」「寺山修司展ひとりぼっちのあなたに」「寺山修司偽絵葉書展」などのイベントをプロデュース。著作に「空の歩き方」「質問」「寺山修司と生きて」「寺山修司未発表歌集・月蝕書簡」「写真屋・寺山修司」「秋たちぬ・寺山修司未発表詩集」など。

 

祖父江慎/Shin Sobue

1959年愛知県生まれ。アートディレクター、ブックデザイナー。多摩美術大学中退。工作舎を経て、デザイン会社コズフィッシュを設立。人文書、小説、漫画など1000冊を越すブックデザインを手がける。主な装幀作品にしりあがり寿『エレキな春』、吉田戦車『伝染るんです。』、さくらももこ『神の力』、吉本ばなな『ムーンライト・シャドウ』、糸井重里『言いまつがい』、夏目漱石『心』(刊行百年記念版)など。意図的な乱丁や斜めの裁断など、装幀の常識を覆すブックデザインで常に注目を集め続ける。

最近は映画・音楽・展覧会の空間デザインやグッズデザインを積極的に展開。道後オンセナート夏目漱石・部屋本「坊ちゃん」、直島・地中美術館、スヌーピーミュージアムなどユニークなアートディレクションで幅広く活躍中。

 

寺山修司/Shuji Terayama

1935年青森県生まれ。1983年死去。劇作家、歌人、劇団主宰。十代半ばから俳句、詩に早熟の才能を発揮。早稲田大学入学後、「チエホフ祭」50種で短歌研究新人賞を受賞し、前衛歌人として注目されるが、闘病のため大学を中退。退院後、既成の価値観や常識に反逆して“書を捨てよ町に出よう”と呼びかけ、横尾忠則、東由多加らと演劇実験室「天井桟敷」を設立。見世物小屋的要素で始まったアンダーグラウンド活動を劇場から市街へ開放するなど演劇の革命を遂行し、国際的にも大きな反響を呼び、時代の寵児となる。

活動範囲は演劇のほか、短歌・俳句、放送劇、小説、評論、映画、写真、さらに音楽、スポーツ、競馬など多岐にわたる。あらゆる表現領域に挑戦し続け、激動の昭和を駆け抜けた稀代のマルチアーティスト。

 

Matthee de Bruin(born 1988)

Dutch sound artist, composer and sound researcher.

https://www.mattheedebruin.com

https://www.instagram.com/mattheedebruin/

 

 

 artPotluck project]

kanzan galleryの中田輝昭が2019年9月より新設したプロジェクト。

kanzan gallery/馬喰町・東京のギャラリースペースを使用し不定期にて開催。

>>第一回 9/7-10/13 風間雅昭 写真展『路上の記憶』1968-1971

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