Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
Photo: Chikako Enomoto
<
>
Kanzan Curatorial Exchange「風景 」vol.1
榎本千賀子「人為のかたち 福島県大沼郡金山町」
協力:菊田樹子
主催:Kanzan gallery
2020年3月13日[金]-4月12日[日]
[火曜-土曜]12:00-19:30
[日曜]12:00-17:00
月曜定休/入場無料
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、4/4[土]より当面のあいだ閉廊・休業といたします。今後のスケジュールについては改めてウェブサイト、SNSにてお知らせいたします。ご理解、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
GALLERY TALK|3月21日[土]16:00-
大日方欣一(フォトアーキビスト、写真評論家)× 榎本千賀子(写真家)
*ギャラリートークは予定通り開催いたします。
*YouTubeチャンネルより>>アーカイブをご覧いただけます。
[特別展示]
3月27日[金]-29日[日]→*4月12日[日]*会期変更となりました
会場にて、金山町周辺で採集した音による菅谷昌弘の8チャンネル音楽作品「ここにいる」を上演します。
ー
菅谷昌弘 1959年東京生まれ。作曲家。GONTITIの編曲、新日曜名作座(NHKラジオ第一)の音楽作曲など。
───────
[プレスリリース]
Kanzan Galleryでは、気鋭の写真家、榎本千賀子が、2016年から2019年にかけて福島県大沼郡金山町で撮影した作品による個展を開催します。
学生時代に作品制作をはじめた榎本は、当初、自らの生活圏である東京西部の住宅地にカメラを向けました。「どこにでもありそうな」風景を写真として切り取ることから立ち現れる、空間の固有性を顕にした作品は、私たちを取り巻く空間や風景、そこに見え隠れする人の営みや所作、そして写真と視覚の不思議について思索をうながすものでした。
2013年に新潟市に居を移した榎本は、日本海と信濃川に接し、水と共に変化してきたこの都市を被写体とする作品に取り組みます。その一方で、福島と新潟の県境にある金山町を撮影し続けてきた、角田勝之助(つのだ かつのすけ)という稀有な才能を持つアマチュア写真家との出会いを通じて同地と関わりを持ち始めます。
そして、2016年から2019年まで金山町で暮らし、町の映像遺産の調査・整理・デジタル化にあたるとともに、作品制作を行いました。豪雪の山間地に位置する人口約2000人の町で、榎本は、斜面に作られた小さな畑や暮らしの中で用いられる様々な道具などを見つめることで、人為のあり様を浮かび上がらせました。
わたしたちの姿は
わたしたちの為すことのうちに
余すことなく
あらわれている
(榎本によるテキストより)
今回の展示は、金山町で撮影された作品と日常生活の中で記したテキスト、映像遺産の調査から発掘された写真や町の人の記憶をまとめたテキストなどで構成されます。
自然と人為が交錯する空間から、私たちは何を読み取り、感じることができるのか、是非ギャラリーで確かめていただきたいと思います。
[プロフィール]
榎本千賀子
1981 埼玉生まれ
2007一橋大学言語社会研究科修士課程修了
2003-2010 金村修ワークショップ参加
2010-2011 写真展示スペースBroiler Spaceを小松浩子と共に運営
2013-2016 新潟大学人文学部助教、新潟大学地域映像アーカイブ研究センターの一員として、金山町のアマチュア写真家である角田勝之助の写真整理に携わる。
2016- 写真家・阿部明子とカンコウツウコウとして活動
2016-2019 福島県大沼郡金山町に移住し、金山町に残る写真の調査整理とアーカイブづくり、作品制作を行う。
個展
2005 DAEDALUS, Musee F (東京)
2007 Absolute Reasons, 表参道画廊(東京)
2009 AX, Musee F (東京)
2010 Reflections, OGUMAG(東京)
2011 bypass, Toki Art Space(東京)
2011 Lightning without Thunder, OGUMAG(東京)
2013 INVENTION, Gallery 10:06(大阪)
2014 The City and The City --TOKYO, 新潟絵屋(新潟)
2015 都市と都市:新潟, 新潟絵屋(新潟)
2019 影を繰る, 新潟絵屋(新潟)、仙台アーティストランプレイス(仙台)
グループ展
2010-2011 Broiler Space Monthly Exhibition, Broiler Space(東京)*榎本千賀子、小松浩子による全10回の連続展
2011 「新潟発・日本の発見 映像と記憶のアルケオロジー 1865-2011」Le Japon vu de Niigata Archéologie de L'image et de la Mémoire 1865-2011, Maison du Japon (Paris)
2013 「リフレクション」Place M(東京)
2014 Mystery Train あやしうこそもの狂ほしけれ、表参道画廊(東京)
2015 「リフレクション」表参道画廊、Musee F(東京)
2017 「村の肖像:村のひろがり 私の奥行き」砂丘館(新潟)、金山町開発センター(福島県金山町)
2018 「Tsuka」Centre for Contemporary Photography (メルボルン、オーストラリア)
2019 「かぼちゃ展」福島県金山町
カンコウツウコウ(阿部明子とのユニット)
2016.3.19-21 「春の会合」トーキヨーライトルーム(東京)
2016.8.19-21 「夏の会合」トーキヨーライトルーム(東京)
2016.9.6-11 「秋の会合」仙台アーティストランプレイス(仙台)
2018.11.23-25 「秋の会合 拡張家族アルバム#1」トーキヨーライトルーム(東京)
Kanzan Curatorial Exchange「風景」
全4回の展示を通して、風景と写真について考える展覧会シリーズ。
一般財団法人日本写真アート協会 Kanzan gallery 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F
© 2016 Kanzan gallery