Kanzan Gallery 特別展示

中島由夫のアッサンブラージュ展

 

後援：スウェーデン大使館
協力：中田輝昭、小鮒由起子、須久楽裕子（Go Native Japan & Cafe）、アンデス中島

企画協力：安部和弘（ART SPACE BAR BUENA）

 

2018年1月6日（土）- 28日（日）

12:00-19:30　日曜17:00まで／月曜定休／入場無料

 

　スウェーデン在住の芸術家、中島由夫。10歳でゴッホを見て画家になることを決意し、1950年代半ばの東京で、前衛芸術台頭の渦中に身を投じ、数々のハプニング・パフォーマンスを実行しました。23歳で日本を飛び出して渡欧した後は、いくつもの芸術運動に参加しながら、スウェーデンに行きつきます。

以後、北欧をはじめヨーロッパ各地の美術館、ギャラリーで大規模展が続いており、今なお精力的に作品を発表し続けています。また近年は、50年以上にわたるスウェーデンでの活動を経て、再び日本での活動にも力を入れています。

今回の展覧会では、未発表のアッサンブラージュ（異素材を組み合わせた立体作品）約30点以上を公開。さらに会期中に様々なイベントを開催し、中島由夫の魅力をあますところなく伝えます。

 

   When Nakajima Yoshio was 10, he decided to become a painter when He saw works of Van Gogh, In the mid-1950's Tokyo, he threw himself into the whirlpool of avant-garde art and put on numerous happening events.

   After leaving Japan at the afe of 23, he traveled and worked around Europe, participated in several art movements, and finally came to live in Sweden.

   During this time, Nakajima has staged large-scale exhibitions at museums and galleries throughout Europe, continually introducing new works in addition, in recent years, after more than 50 years of work in Sweden, he is now focusing his energies on Japan again.

   In this exhibition there are about 30 assemblages(three-dimensional works composed of a variety of materials) on display for the first time. Together with these, there will be various performance events, making for an unforgettable experience of the charm of Nakajima Yoshio.

 

 

▶Event vol.1 : 1月6日（土）16:30-

パフォーマンス：うえだななこ（ダンサー・振付家） × マルコス・フェルナンデス（パーカッション） ×  中島由夫（美術家）

アーティストトーク：ナカムラクニオ（６次元） × 中島由夫（美術家）

RECEPTION :トーク終了後、スタート。

 

▶Event vol.2：1月21日（日）16:30-

展覧会開催記念ライブ：hachi（八月ちゃん／おやすみホログラム）

パフォーマンス：中島由夫（美術家）

アーティストトーク：小川希（Art Center Ongoing） × hachi × 中島由夫（美術家）

 

中島由夫アートTシャツを販売

本展覧会の開催を記念して、展示中の作品をTシャツにプリントして販売します。

価格 2700円（Tシャツ代込、税込）

 

 

中島由夫　Nakajima Yoshio

　1940年埼玉県生まれ。小学校の教科書でゴッホの絵を見て、画家になることを決意し、55年、中学を卒業と同時に上京。昼に仕事をし、夜も寝ないで絵を描きまくる一方、ダダカン（糸井貫二）と出会って強い影響を受け、「ムービング・オブジェ」と題したアクションを展開、58年にハプニング集団「アンビート」を結成する。

目黒の路上で絵を展示しているところを、国立ロッテルダム美術大学教授ダニエル・ゴルデンに見いだされ、63年、香港に渡り、絵を描いて売りながらユーラシア大陸を横断してオランダへ。

渡欧後は、パナマレンコ、工藤哲巳、アスガー・ヨルン、ヨルゲン・ナッシュ等とともに活動し、また日本の松澤宥やヨシダヨシエと緊密な関係を保っていた。

66年、スウェーデン王立アカデミーの外国人初の国費留学生となり、以後スウェーデンを拠点に活躍。

73年、石切山のあるUBBEBODA（ウベボダ）でシンポジウムを開催。何百人もの芸術家が世界各国から由夫のもとに参集、東欧世界まで巻き込む大芸術運動となった。

沈まない白夜の太陽を描き、78年、スウェーデン政府文化アカデミー賞を受賞。以後、北欧をはじめヨーロッパ各地の美術館、ギャラリーで大規模展が続いている。

欧米の国立美術館68カ所に作品が収蔵されている国際的な現代美術家。

 

Born Saitama, Japan, 1940. In the 1960s he formed the happening group "unbeat". After traveling to Europe in 1964, he wandered around the Netherlands, Belgium, France and elsewhere, and was involved with the COBRA art movement centered around Asger Jörn. Nakajima has been based in Sweden for nearly 50 years and his work includes painting, ceramics, and performances. His works are in the permanent collections of the Antwerp Museum, Stockholm Modern Art Museum, Saitama Modern Art museum, Nichido Art Museum, and many other museum. Foremost among his awards for artistic achievement is the Swedish Government Academy of Culture Award (1978).

 

＊中島由夫の展覧会が、Zula Art Gallery／中目黒にて同時期開催されます。

Yoshio Nakajima 個展

2018年1月13日（土）- 28日（日）

詳細はFBページ >> https://www.facebook.com/Zula-Art-Gallery-123180764881013/