[artPotluck -project vol.6]
i was real
リリー・シュウ
展示協力:イマジン・アートプランニング、写真弘社
企画:中田輝昭|主催:artPotluck project
2020年11月3日[火]-29日[日]
[火曜-土曜]12:00-19:30
[日曜]12:00-17:00
月曜定休/入場無料
[EVENT]
GALLERY TALK|11月14日[土]16:00-
リリー・シュウ(アーティスト) × 山口裕美(アートプロデューサー)
定員15名/要予約
予約フォーム
>> https://forms.gle/wzx2QTocBfPPDPbbA
[作家在廊予定日]
11月3日(火)15-19時
11月7日(土)15-19時
11月14日(土)15-19時
11月22日(日)13-17時
11月29日(日)13-17時(最終日)
[展覧会サイト]
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[プレスリリース]
中国出身のアーティスト・LILY SHU(リリー・シュウ)による新作個展「i was real」を開催いたします。不可視なものの響きや波動に持たされる空間、身体的行為や動きとなる以前の状態に含まれる身体性とその志向性*について関心を抱いて作品を発表してきたリリー・シュウは本展において、自身の写真によるデジタル・コラージュ作品と映像作品を発表します。
写真表現に特有な具象性と作家の主観による抽象が溶け合っていくなかで、機械的操作によって捕らえられた色彩と形が、人間的なものと非人間的なものの間を揺らぎ、見て感じ、見て想像することの現在と可能性を問いかけます。広告的で速報的な現代メディアの視覚伝達のあり方に抵抗して、静観する姿勢を促すかのような静謐な風景が構築され、ある種生きて呼吸しているような地形が出現しています。
リリーの作品は常にドライであり同時に人間味に溢れています。一個人の精神空間が社会的な言説空間と重なり合うことで、広がりをもって表現されています。人間と人間、人間と世界との隔たりが顕著なものになり、有機質なものと無機質なものとの境界が曖昧になっていく、ポストコロナ時代に対する省察もここから感じ取れるでしょう。是非、ご高覧ください。
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*志向性:エトムント・フッサールの現象学用語で、すべての意識は常にある何ものかについての意識であるという。指向性。
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[プロフィール]
LILY SHU
1988年 中国黒龍江省ハルピン市生まれ。日本とイギリスで歴史と哲学を研究した後、東京藝術大学で写真から始め、現代アートの表現を学び、在学中から作品を発表してきました。
作家Webサイト https://www.lilyshu.com/
[個展(抜粋)]
2020年 ABSCURA、銀座ニコンサロン
2020年 LAST NIGHT、ふげん社
2019年 Dyed My Hair Blond, Burnt Dark at sea、エモンフォトギャラリー
2018年 ligament、ソニーイメージングギャラリー(銀座プレイス)
[グループ展(抜粋)]
2020年 東京好奇心、Bunkamuraミュージアム(渋谷)2020年10月20日-11月12日開催予定
2017年 ASSISTANTS、OTA FINE ARTS東京
2017年 The Summer Show、モデナ写真財団招待滞在制作成果展、Foro Boario、モデナ(イタリア)
[受賞]
第33回 東川町国際写真祭 赤レンガ公開ポートフォリオオーディショングランプリ(2017)
第7回 TOKYO FRONTLINE Photo Award 佐々木敦賞(2017)
第18回 写真「1_WALL」ファイナルリスト(2018)
第8回 エモンフォトアワードグランプリ(2019)
[パブリック・コレクション]
モデナ写真財団、イタリア
東川町国際写真財団
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[What is artpotluck]
2018年に実行委員メンバーにより発足された、
Art(思想)+potluck(持ち寄る事)を掲げたプロジェクト、「artPotluck」。
アーティストと、そしてアートを愛する全ての人達にとって、
楽しく意味ある発信の場となることを志します。
プレイヤーとオーディエンス等が刺激仕合、分け隔てなく交流する場所です。
[artPotluck主催 projectシリーズ]
一般財団法人日本写真アート協会 Kanzan gallery 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F
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